「ハチミツとクローバー」高田 雅博

 高田 雅博氏は、サントリーのなっちゃんのCMや、オダギリジョーが「どーする? どーすんの俺!!」と言うことでお馴染みのライフカードのCM、また菅野よう子がBGMを手がけたことでも有名な『KDDI DION 「ミュージカル」篇』などといったキャッチーなCMを制作している監督です。人気コミックス「ハチミツとクローバー」の映画化なども手がけ、蒼井優や櫻井翔の演技と共に高い評価を受けておりましました。CMディレクターの中では手がけている映画の数がそこそこ少ない方ですが、テレビドラマなども手がけております。

略歴

 広島県広島市佐伯区にて生まれましました。演出家の土井裕泰とは広島学院中学・高校の同級生で、在学中は八ミリ映画を共同制作したこともあります。高校時代から映画館に通いつめまた大林宣彦監督の『転校生』の尾道のロケ現場にも行った。1989年上智大学文学部英文学科入学後も映画研究会に所属、映画に没頭し女性とはまったくの無縁だったという。卒業後、日本天然色映画《現ニッテン・アルティ》企画演出部入社。以後多数の作品を手がけ、国内外の広告賞も入賞するCMディレクター。1996年からフリー活動を開始。代表的なCMには、サントリー「なっちゃん」、Web連動CMのライフカードなどがあります。同作品は2006年、第46回CMフェスティバル・テレビ部門グランプリを入賞しましました。同年羽海野チカの人気コミックを映像化した『ハチミツとクローバー』で劇場長編映画デビュー。

ハチミツとクローバー
 原作のファンはキャスト自体に納得がいかない方もいらっしゃるかもしれませんが、映画は映画として漫画とは別物の作品としては悪くない作品でしましました。どうしても嵐の櫻井氏が竹本君を演じるというのが納得がいきませんでしたが(演技自体が悪いわけではなく、明らかなミスキャスティング)蒼井優ちゃんの演技は原作の人物をすごく意識していて、むしろ原作のキャラよりもそれに近いなと思ってしまうほどでしましました。
 
『百万円と苦虫女』においても独特の演技で見せた彼女ですが、全く対局にある人物でありながらここまで演じ分けられるのは凄いなと素直に思ってしまいましました。全体的な映像の見せ方は非常に上手いのですが、少し展開としてはかけあしすぎるのかなと思ってしまう作品でしましました。しかし、やはり漫画の尺のものを映画の中に満足の行く形に納めるとなるとどうしてもこうなってしまうのか……と半ばあきらめに近い感情を覚えてしまいます。

監督作品

CM

  • サントリー なっちゃん
  • サントリー ボスセブン 「対談」篇
  • セブン-イレブン
  • たかの友梨ビューティクリニック 「ココロのウサギ」篇《出演 篠原ともえ》
  • JR東日本 山形新幹線 「温泉新幹線」篇
  • 朝日新聞 企業 「穴掘り篇」《出演 稲垣吾郎》
  • KDDI DION 「ミュージカル」篇
  • 明治製菓 XYLISH 《出演 福山雅治》
  • ライフ ライフカード 「カードの切り方が人生だ」シリーズ《出演 オダギリジョー 本田博太郎 桜井幸子 忍成修吾など》
  • タワーレコード 企業 「牛丼屋」篇《2004年》
  • ダイワハウス 企業 「細胞」篇《2005年 出演 寺尾聰》
  • ダイワハウス 企業 「お菓子の家」篇《2006年》
  • 集英社 ナツイチ 「なんでもないきょうといういちにち」篇《2006年 出演 蒼井優》
  • 読売新聞 ヨリモ 「アイドル」篇《2006年 出演 多部未華子》
  • WOWOW 蒼井優と4つの嘘 「人生って嘘みたい」篇《2008年 出演 蒼井優》
  • 日本中央競馬会 JRA企業 「クラブケイバ」シリーズ《2008年 出演 蒼井優 佐藤浩市 大泉洋 小池徹平》
  • サントリー ザ・サントリーオールド 「娘の帰郷」篇《2008年》

映画

  • 「ハチミツとクローバー」《2006年 出演 櫻井翔 蒼井優 伊勢谷友介》

テレビドラマ

  • 「SMAP×SMAP特別編 Smap Short Films」"good-bye, cruel world"《2001年、フジテレビ》
  • 「蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ」 第1章<全3ストーリー>《2008年、WOWOW》
  • 「太宰治掌編小説集3」"お伽草紙〜カチカチ山〜"《2010年、NHK-BS2》出演:満島ひかり、皆川猿時、菅原永二

PV

  • L'Arc〜en〜Ciel 「Pieces」《1999年》
  • bump.y『卒業までに…』《2011年》

ネット配信

  • XYLISH「HA HA HA! FILMS」《出演 福山雅治》
  • ライフカード「カードの切り方が人生だ」《出演 オダギリジョー 本田博太郎》